顔認証・顔検証システムについてあれやこれや

最近話題の顔認証システム

当ホームページでも公開しております顔検証・検索システム。
最近(といっても既に年単位)色々と話題のシステムであります。

中でも直近で有名になってしまったのは東京オリンピックでの顔認証利用でしょう。
ボランティアの認証にマイナンバーと顔認証を使うというもの。

オリンピックというビッグイベントで使われるものですから
さぞ認識率の高いものなのでしょう。

今はスマートフォンのカメラでも顔認識はできますし、
ちょっと前にはリアルタイムで英語を日本語に変換できる
Googleのアプリなんかも有名でしたね。

今の時代、パソコン的な演算機があればなんだってできる。
スマートフォンだって10年前のパソコンを凌駕する。

家の中でも外でもなんだってできるのが今の時代です。
技術の進歩には驚かされるばかりで
この顔認証システムにも期待してみたいところです。

スペース・アイの顔検証はなにができる?

では当ホームページの顔検証は何ができるのか。

仕組みとしてはPythonくんのface_recognitionを利用しており、
pythonに投げて帰ってきたデータから、phpで近似値を計算して評価するシステムです。

おっと申し遅れました、私はこのシステムのphpとコーディングを担当しました志知でございます。
pythonのプログラムと画面デザインは別の人。
あとレスポンシブ対応してるのでスマートフォンからでも扱えます。

顔検証システム

顔検証デモ

こちらは2枚の写真の近似値を計算するシステム。
お手持ちの写真からでも、サンプルとして用意してあるものでも、
2枚選択すれば二人がどれだけ近い顔であるかを判別します。

角度や肌の色の関係で時々精度が狂いますがご愛嬌。

使い方としては芸能人と一般人がどれだけ似てるか。
大量の芸能人のサンプルと学習データがあれば可能ですね。
因みにこのシステムはぱくたそ様のフリー写真を使っています。

例としてぱくたそ様の写真で学習データを作っておけば『誰かの顔』と一番近いフリー写真を探すことができるでしょう。
会社内でそういうシステムを用意しておけば『この顔と似たフリー写真を見つけてくれ』と言われたら一発ですね。
※厭くまで一例としての話であり、そのようなシステムをスペースアイが全て準備することはできません。
※システムの制作は可能ですが、ぱくたそ様の利用規約上『学習データの作成には相応の対応が必要』となります。
※このシステムはぱくたそ様の写真全てを検索するシステムではありません。

あと申し訳ございませんが、搭載しているサーバーの関係で
(顔検証以外にデータ検出をしているため)一枚に付き20秒ほど時間がかかります。
2枚入れると40秒ほど掛かります。
大変申し訳ございません。

顔検索システム

顔検索デモ

顔検証が近似値を出すならこちらはランク付けをするシステム。
搭載している約90名分の顔データから、投稿した人物と似ている顔を9枚抽出するシステムです。
※注意事項は検証システムと一緒です。

こちらも大量の芸能人の顔を登録しておけば
投稿した写真と似た芸能人を9人選んでくれます。

適当に入れた写真が思わぬ結果を出してくるかもしれません。
機械検索というのはそういうところで楽しむシステムでもありますね。
用法用量を守って正しくお使い頂ければきっと色々な発見があるでしょう。
新技術はこういうところが面白い。

余談

この記事を書いていたところ、ふとぱくたそ様の写真を使ってることが気になって
利用規約をよく読み返してみるとこれ、元は社内デモ用に作ったものですけど

『企業のホームページで公開したら勧誘などの対効果費用の発生する案件に該当しないか』
または
『ある種第三者が利用できる写真の二次配布物に該当しないか』

と思ったので色々注意書きを追加しました。
実際該当してるかはわかりませんが企業のページとして必要かと思った次第。
フリー写真素材を使用する場合はもっと気をつけた方がいいかもしれませんね。

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