低年齢向け顔認証デモサイト 公開

Face Similar for Kids

前置きなどいい、すぐに試したいという方はこちら

フォトラボのショップ様からの問い合わせで伺うのは
顔認証システムは導入されないのか? という点。

スペースアイでは以前にも顔認証システムを作っているので、導入自体は可能です。
しかし今の技術を持っても成長の早い子供の顔を認識するのは難しいものです。

また子供の顔は写真画像から特徴として検出できる部分が少なく、
子供同士の顔を比べた場合にも『同じ顔として認識されやすい』問題があります。

子供の顔認証は何が苦手かを考える

そこで必要となる機能の的を絞って考えます。
今回はフォトラボのショップ様が使用する機能として、
『幼稚園や小学校のイベント』で利用することを念頭に入れます。

これにより『成長による顔の変化』は省きます。
※2歳→4歳ぐらいの劇的な変化でなければある程度検出します。

子供同士の顔を比べた場合の類似度

次に子供同士の顔の特徴量を厳密に比較します。
今回もPythonのface_recognitionを利用し、
2つの写真を比べた場合に算出される結果の大本の大本の大本ぐらいの数字を検証します。

これにより子供の顔は『値的に大人の顔に比べて遥かに誤差が小さい』ことがわかりました。
というよりはここまでは顔認証の常識です。

ではこの遥かに小さい値を使って子供向け顔認証用のしきい値は設定できるのか。
について

幼稚園児~小学校高学年ぐらいの子供たちから10,000通りぐらいの比較結果を元に
ざっと計算して低年齢向け計算式を作成しました。

その結果がこちら!!

Face Similar for Kids
↑お試しはこちらから↑

検証結果

Face Similar for Kids
Face Similar for Kids
Face Similar for Kidsは子供向けに特化させた顔認証システムです。
赤ん坊のまんまるお顔もご覧のようにきちんと判別します。
※ただし写真の鮮明さに影響されます。

Face Similar for Kids
Face Similar for Kids
そして今回は前回の1対1専用と異なり、多対多にも対応しています。
4人の家族写真と8人の家族写真を比べ32通りの結果を表示することも可能。
※検証時間は1人1.5秒程度、12人で15秒程度かかります。
※写真サイズにより左右されます。長辺2000px、1M程度のサイズとお考えください。

検証結果は左の写真の顔に対し、右の写真の顔の類似度をA~Eまで5段階評価+類似度をゲージで表します。
Aになるほどゲージは一杯になり、同じB判定の子供もゲージの伸びで類似度を判別できます。
※サンプルは双子ちゃんなので振れ幅はかなり小さいです。

検証結果に興味を持たれた方は、Face Similar for Kids下部お問い合わせボタンからお気軽にお問い合わせください。

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