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パソコンを使ってお金を生み出すbitcoin

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皆さんbitcoinと言う電子マネーを御存じでしょうか?

ウェブマネーが電子マネーの主流となっている日本では、あまり知られていませんが、
このbitcoinはなんと皆さんが使うパソコンで暗号型P2Pネットワークを構築して運用されています。
通貨表記はBTCで、最小単位は0.00000001BTCとなっています。

bitcoinの仕組みとは難解な数式を計算して作り出されるデータ(ブロック)を生成して運用されており、
このブロックは10分に1個増えるよう全体の計算能力で調整されています。
そして25BTCが1ブロック発見の報酬として発見者のアドレスに付与されます。

ここでアドレスという言葉が出てきましたが、いわば使い捨ての口座に相当します。
bitcoinの受け渡しには35桁の英数字の羅列からなるbitcoinアドレスを用いてお金の受け渡しを行っており、
自身のbitcoinアドレスから相手のbitcoinアドレスに送金する事で実現します。
BTCの送金はブロックの生成と同様、データの暗号化&復号化で運用されており、
送金の際にはtransaction feeという0.0005BTCの手数料がかかります。
この手数料は次のブロックに含められブロック発見者に配分されます。

 

■ ここで分かった事として
今までの内容をまとめると、以下の事が分かりました。

1. bitcoinはインターネット上のパソコンを使ってP2Pシステムを組んで運用されている
2. 1ブロック発見の報酬は25BTC
3. bitcoinのやり取りには35桁のランダム文字からなるbitcoinアドレスが用いられている
4. BTCの送金データは暗号化と復号化処理がなされ、手数料は0.0005BTC。

 

■ bitcoinの生成とリアルマネーの交換

exchange
これまでの内容で、bitcoinの生成と取引について知る事ができました。
が、インターネット上でしか使えないお金なら、何ら普通の電子マネーと変わりません。

・取引所とは
bitcoinを扱う取引所と呼ばれる会社(Mt.Gox)が存在しており、
取引所では実際の通貨(ドル・日本円等)とbitcoinを売買する事ができます。
円でBTCを買ったり、逆に後述する方法で生成したBTCを売って円にする事も可能です。

尚、6/5現在の相場は1BTC=12500円前後となっているようです。

bitcoinを手に入れる
ここまで見た方なら手持ちのパソコンでお金をたくさん手に入れよう!と思う人がいるかもしれません。
実際に私もその一人でした。

ですが、ブロック発見者になって入手する方法は容易ではありません。

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多くの人がブロック発見者になろうと膨大なパソコンのリソースを投入しており、
全体の計算速度は6/5現在130T hash/s(Bitcoin Difficulty)と言われています。
Core i5の2.4GHz(2コア/4スレッド)の計算能力は8M hash/sですので、
このCPUでブロックを発見する確率は約1625万分の1とほぼ不可能な数字です。
そこで採掘によってbitcoinを入手する方法をご紹介したいと思います。

・集団採掘所でbitcoinを入手する
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集団採掘所(bitcoin mining pool)とは、参加者の計算能力を合わせてブロックを発見し、
参加者の貢献度(share)に応じてbitcoinを配分する仕組みのシステムです。

採掘所によってルールは異なりますが、
1ブロック単位での貢献度によって報酬を出す採掘所(slash’s bitcoin mining pool
一定時間内でどの程度ブロックを発見したか貢献度によって報酬を出す採掘所(BTC Guild/PPLNS)、
時間を決めずに貢献度ごとに報酬を出す採掘所(BTC Guild/PPS)などが存在します。

当然ながら参加者の性能が高ければ高いほど、報酬は高くなりますが、
採掘所によって計算方法が異なります。

・1ブロック単位での貢献度によって報酬を出す採掘所の場合
1ブロックの報酬は固定であるため、全体の計算能力ではなく、
採掘所での計算能力によって貢献度ごとの報酬が決定されます。
従って採掘所の計算性能が高くなればなるほど、報酬は低くなります。

・一定時間内で発見したブロックによって左右される採掘所の場合
どれだけ貢献度が高くてもブロックが発見されない場合、報酬はゼロとなってしまいます。
しかし、ブロックをたくさん発見できた場合、
後述する貢献度ごとに報酬を出す採掘所に比べてもらえる報酬は高くなります。

・貢献度ごとに報酬を出す採掘所の場合
あらかじめ貢献度ごとに報酬が決定されていますので、安定した報酬を得る事ができますが、
ネットワーク全体の計算能力によって約2週間に1回、計算の難しさ(Difficulty)が変更されます。
ネットワーク全体の計算能力が高くなればなるほど、報酬が下がってしまう欠点があります。
6/5現在の貢献度ごとの報酬は0.0000019027579994BTC(0.025円)となっています。

・より多くの貢献度を得るには?
先ほど貢献度ごとの報酬を出す採掘所の例で、
実際の金額を書きましたが、1つ貢献するごとに0.025円と非常に少額なお金しかもらう事ができません。

大雑把な計算ですが、10MH/sの計算能力で、
1日24時間動かした場合の報酬は0.0004BTC前後です。
これでは1日約5円、月計算でも150円にしかならず、電気代の方が高くなってしまいます。

そこで登場するのがCPUではなくGPUで計算する方法です。

 

■ GPUの計算能力でbitcoinを入手する

radeon
自作をされている方ならご存知のグラフィックボードを用いて、
GPU計算によってより多くの計算能力を手に入れる事ができます。 [計算能力比較サイト]

ATIというメーカーが出しているRadeonというチップセットを搭載したグラフィックボードは
電気街のお店で入手する事ができますが、
その計算能力はRadeon HD7970の場合650MH/sに及びます。

電気代、機器代を考慮すると1台パソコンを組み立てて元を取るのは難しくなってきましたが、
先ほどの計算式に当てはめると、HD7970では1日325円、月に約1万円の入手となります。

さて、以下ではパソコンへの取り付けとドライバーの組み込みは既に終わっていると仮定して、
Windows 7のパソコンにソフトウェアを導入したいと思います。

・GPU採掘クライアント(cgminer)のダウンロード
作者のページよりbitcoin採掘用のクライアントをダウンロードします。 [ダウンロードサイト]

ファイルを解凍すると以下のようなファイルが表示されます。

screenshot
ソフトウェアを利用するためには、ID・パスワード、採掘所のアドレスなど、
様々なオプションが必要ですので、start.batというバッチファイルを作成します。

cgminer -o http://_example.com_:3333 -u UID -p PASSWD -I 9

_example.com_には採掘所のアドレスを、3333は採掘所のポート番号を、
UIDにはユーザー名、PASSWDにはパスワードを入力します。
他にはグラフィックボードのオーバークロックや、ファンの回転速度を制御するオプションもありますが、ここでは割愛します。
readme.txtを見て最適な設定を見つけてください。

screenshot2
ダブルクリックでstart.batを実行すると上記の画面が表示されます。
サンプルのマシンはグラフィックボードを4つ搭載しておりGPU0~GPU4まで表示されています。
1つ辺り200MH/sの性能ですので4個で約800MH/sの性能があります。

様子をみて[2013/06/04 12:34:56] Accepted 3ffbb746 Diff 4/1 GPU 0 pool 0と表示されていればOKです。
PPSによる報酬の場合、このAcceptedが発生した回数ごとに決められた報酬が得られます。

 

■ まとめ

以上によりbitcoinを入手する事ができました。
bitcoinの入手から簡単な流れを以下にまとめておきますので、参考になれば幸いです。

1. 採掘所アカウントの作成 (slush’s bitcoin mining poolBTC Guildなど)

2. クライアントのダウンロード&採掘開始

3. 取引所アカウントの作成 (Mt.Goxなど)
※2013/5/30より取引所(Mtgox)の取引のうち、bitcoin取引を除く入出金は本人確認が必要となりました。
 取引所の口座から引き出すためには本人確認を経る必要があります。

4. 取引所でbitcoinを日本円に交換→自分の口座に振り込み!
※取引所でbitcoin→日本円に変えるには手数料として0.6%分が減額され、買い手がいればほぼリアルタイムで反映されます。
 取引所の口座から日本国内の口座に送金するためには200円の手数料が必要で、2~5営業日ほどかかります。
試したところ5000円の送金でも問題なく振り込みがされましたが、規約では最低送金金額が75ドル相当の貨幣となっていますので注意ください。

今年に入ってからこのbitcoinが注目され、全体の処理能力が増えてしまい、
貢献度の報酬が半年で約1/5に激減してしまった(bitcoinの相場は半年で約3倍に上昇)ため、
今から始めて利益を出す事は以前に比べて難しくなってしまいましたが、
このような独特な方法で運用されている電子マネーが実際に存在するのですね。

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